毛利蘭の名前考察

 皆さん、こんにちは。

こぎつね。です。

 

今回は名探偵コナンのヒロイン 毛利蘭の名前について考察していきたいと思います。

 

まず、現時点で公式で判明している蘭の名前の由来は下記の二つです。

・アルセーヌ·ルパンの作者であるモーリス·ルブランから取っている。また青山先生のお気に入りの名前でもある【蘭】という漢字が使われている

・毛利蘭は作中で「『RUN』で走るために生まれてきたような名前」と言っている

 

では【蘭】という名前についてもう少し深く見ていきたいと思います。

 

① 漢字の由来

 

【蘭】という漢字には次のような意味が含まれています。

・らん。ラン科の多年草の総称。

・ふじばかま。キク科の多年草秋の七草のひとつ。

・あららぎ。

・オランダ(和蘭)の略。

 

【蘭】という漢字には『らん』『ふじばかま』『あららぎ』と三種類の植物の意味が含まれています。

 

花言葉

 

《らん》

全体的な花言葉は、美しい淑女、優雅、など。

因みに、胡蝶蘭には純粋な愛、清純などの花言葉もあります

 

《ふじばかま》

躊躇い、あの日を思い出す、優しい思い出。

 

《あららぎ》

高尚、悲哀、悲しみ。

 

個人的に気になったのはふじばかまの『あの日を思い出す』『優しい思い出』です。蘭と新一の思い出は、蘭にとって大切なものですが今は新一が何処で何をしているのかも分からず、やっと会えたと思ってもすぐに遠くへ行ってしまう。大切な思い出を思い出しながら待つことしかできない状況です。

 

因みに、ふじばかまには名前の由来となっているお話があるのをご存じでしょうか。

 

③ ふじばかまの伝承

 

”ふじばかま”という名前には文字通り”藤色の袴”という名前の由来があります。

室町時代歌人 飛鳥井正親の『古今栄雅抄(こきんえいがしょう)』の中に、ふじばかまの由来が遺されています。

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ある秋の夕暮れに、雨が降る中美しい娘が涙を流しながら一人で野辺を彷徨っていました。深く悲しむ娘の様子に誰一人声を掛けることが出来ずにいました。

一晩降り続いた雨は明け方になって止み、娘のことが気になり野辺に出てみると、昨日娘がいた場所に藤色の花が咲いていました。

娘の袴の色と同じ色の袴だったので、「この花は娘に違いない」と皆が言い、それ以来この花を『ふじばかま』と呼ぶようになりました。

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もし蘭の名前や性格のモチーフが、ふじばかまのお話に出てくる娘のように”いつまでも一人で健気に待ち続ける女の子”だったらとても面白いなぁと個人的には思います。

 

本日のblogは以上です。

 

かなり個人的な話ですが、以前データが全て飛んでしまったキャラを含めて、数人名前考察をしているので、少しづつblogを更新していく予定です…!

 

最後まで閲覧いただきありがとうございました。

『イチョウ色の初恋』考察

皆さんこんにちは、こぎつね。です。

 

今回は名探偵コナン阿笠博士とフサエ・キャンベル・木ノ下の幼少期の思い出の話、『イチョウ色の初恋』に何故”イチョウ”が描写されていたのか考察してみました。

 

 

イチョウは樹木として長寿の植物で、樹齢千年以上の木もあります。

イチョウ花言葉は『荘厳』『長寿』『鎮魂』。

花言葉の『荘厳』『長寿』は古木の荘厳な雰囲気にちなんでいるともいわれています。

 

イチョウ色の初恋』作中では十年後に思い出の場所で会おうと手紙に書かれており、十年後に会えなかったらそのまた十年後、会えなかったらまた十年後…と、お互いがおじいちゃんおばあちゃんになっても約束の場所で待っているという内容でした。

 

実際にフサエさんは四十年間阿笠博士を待ち続けており、思い出の場所を忘れてしまった阿笠博士も十年ごとに場所を変えて思い出の場所に心当たりのある場所でフサエさんを待っていました。

 

長い時を経てお互いを待ち続ける二人の描写は、まさにイチョウ花言葉にしっくりくると思います。

 

また、イチョウは英語で『Maidenhair(乙女の毛の木)』とも呼ばれています。

フサエさんの髪の毛の色や、暗号が英語の動物の鳴き声だったことから、阿笠博士とフサエさんの幼少期の思い出にイチョウが舞っていたことやイチョウが思い出の場所になっていたのは、英語でイチョウを意味する『Maidenhair(乙女の毛の木)』という言葉からきているのではないかと個人的には思っています。

 

秋に紅葉する木や、花を咲かせる植物は沢山ありますが、その中でなんで”イチョウ”だったんだろうとふと疑問に思ってイチョウについて調べてみました。

 

今回のblogは短いですが、以上になります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

浅香についての考察

皆さんこんにちは。

こぎつね。です。

 

今回は名探偵コナンに登場する浅香について、考察していきたいと思います。

 

① 浅香とは?

② 赤井一家と浅香の関係

③ 浅香の考察

 

以上について、考察していきたいと思います。

なお、単行本98巻までのネタバレを含みますので、ご注意ください。

 

① 浅香とは?

 

単行本89巻file.11にて、羽田浩司殺害事件の関係者として、コナン達が閲覧していたネットの資料に名前が登場したのが初登場です。

※サンデー最新話(2020年5月28日現在)までで浅香の顔や本名などは登場していません。

 

アメリカの資産家アマンダに帯同していたボディガードで、17年前の羽田浩司殺害事件以降消息不明。アマンダはボディガードのことを”浅香”と呼んでいたが、浅香という人物の身元は謎に包まれており、アマンダの家族や関係者も浅香を雇い入れた経緯を知るものはいません。

 

89巻file.11で浅香と思われる人物の写真もネットにアップされていましたが、シャツの襟を外に出す着方をしており、女性のように思われます。

また、90巻file.5では「浅香が手鏡を持っている所を見た人がいて、浅香は女だった」という情報を堀田が掴んでいたことが判明しました。

以上のことから、浅香は女性である可能性が高いと思われます。

 

② 赤井一家と浅香の関係

 

*メアリー世良

90巻に掲載されていた霊魂探偵殺害事件で、世良が手に入れた「浅香は女性だった」という情報に対して、メアリーは「そんな事か…くだらん…」と言っています。それに対して世良は特に落胆する様子もなく、二人はホテルを移動する話をし始めます。

 

このことからメアリーや世良は、浅香と面識がある、浅香が誰か知っている、若しくは二人のうちどちらかが浅香である、と考察できます。

世良に関してはAPTX4869の被害を受けている様子は無さそうなので、年齢的にあり得ないとすると、メアリーが浅香である可能性はありそうですが、メアリーはMI6に所属しており、かつ世良が高校二年生なので17年前は妊婦若しくは出産直後ということで、ボディガードをやっていた可能性は低そうです。

 

以上のことから、メアリーと世良は浅香=女性であるということは知っていた(見当がついていた)が、ネットにアップされていた情報以上のことはほとんど知らない可能性が高いと考察できます。

 

赤井秀一

90巻file.6にて、蘭・園子に対して、世良の周りに変わった人はいないか?と問いかけ、続けて「絶えず周囲を警戒し、危険な相手なら瞬時に制圧する能力に長けた…”浅香”という名の…まあ、そうは名乗っていないでしょうけど」と問いかけています。

 

このことから赤井は世良(若しくは世良と一緒にいるメアリー)の近くや、二人が連絡を取れる人物の中に浅香がいると思っている、と考察できます。

 

しかし、赤井は羽田事件の事件現場に遺された”ASACA RUM”のダイイングメッセージを再度推理していることや、世良の周りに浅香がいると考えているが世良に対して警護している様子は見られないことから、浅香=危険人物(羽田事件の犯人)とは考えていないのではないかと思っています。

 

③ 浅香の考察

*浅香はシークレットサービス

17年前、アマンダのボディガードをしていた浅香はシークレットサービスに所属していたのではないか、と考察しています。アマンダがアメリカの資産家であること、FBI・CIAにも顔が利くこと、そして霊魂探偵殺害事件での「シークレットサービス並みの早業で」というコナンの台詞が伏線になっていたら、今後作中でシークレットサービスに該当する人物が登場するなら浅香の可能性は高いと思っています。

 

また、浅香=シークレットサービスであるなら、信用のおける組織からボディガードを雇っているということで、アマンダの家族や関係者が浅香の素性を知らなかったことも納得できると思います。

 

しかしシークレットサービスには入隊するために幾つか条件があり、浅香はそれをクリアする必要があります。アメリカの市民権を得ている事や、年齢が21歳以上37歳以下であること、などの条件をクリアしないといけません。

 

黒の組織も浅香を追っている?

90巻file.6でバーボンの「ソレが公になる前に探りを入れて…必要とあらば潰せばいいんですよね?」という台詞がありますが、”ソレ”というのは波土禄道が出す新曲の『アサカ(ASACA)』のことです。

そして、90巻file.9で榎本梓に変装しているベルモットの「でも結局分からずじまいよね?何でアサカのカが「CA」だったのか…」という台詞があるので、黒の組織も浅香に関する情報を集めていると思われます。

 

もしコナンの最初の推理通り浅香=ラムである場合、浅香に関する情報を抹消するなら納得できますが、”必要であれば潰す”ということはまだ情報が不明確であり、浅香について知らない部分も多いように見受けられるので、浅香の正体はラムではない可能性が高いと思っています。

 

今回の考察は以上になります。

最後まで閲覧いただき、ありがとうございました。

黒の組織のコードネームの法則

皆さん、こんにちは。

こぎつね。です。

 

今回は名探偵コナンに登場する黒の組織のコードネームについて考察していきたいと思います。

なお、劇場版のみで登場するキャラクターについては、イレギュラーなものもあるので、今回は割愛させて頂きました。ご了承くださいませ。

 

 

まずは、男性幹部について考察していきたいと思います。

 

男性幹部のコードネームに共通しているのは、全員蒸留酒でコードネームが付けられている事です。

 

ジン     ⇒ 大麦、ライ麦、ジャガイモを原料とした蒸留酒

ウォッカ   ⇒ 大麦、小麦、ライ麦、ジャガイモを原料とした蒸留酒

コルン    ⇒ 小麦、ライ麦を主原料とした蒸留酒

ピスコ    ⇒ ブドウ果汁を原料とした蒸留酒

カルヴァドス ⇒ リンゴを原料とした蒸留酒

テキーラ   ⇒ 竜舌蘭から作られる蒸留酒

ライ     ⇒ ライ麦を主原料とした蒸留酒

バーボン   ⇒ トウモロコシ、ライ麦、小麦、大麦を主原料とする蒸留酒

スコッチ   ⇒ トウモロコシ、大麦を原料とする蒸留酒

 

上記法則に従うと、ラムはサトウキビの廃糖蜜または絞り汁を原料とする蒸留酒なので、ラム=男性、と考察できます。

※なお、ベルモットが新出先生に変装していた事を考えると、若狭が変装して性別を偽っている可能性も否定できないので、一概に若狭がRUMではない、とは言えないと思います。

 

そして作中ですでに亡くなっていることが確定しているキャラクターは、ピスコ、カルヴァドステキーラ、スコッチの四名です。

この四名に共通していることは、全員お酒の主原料が麦以外である、ということです。

※スコッチは大麦を原料とするものもありますが、主原料にトウモロコシが含まれているので、上記の法則に従うと考察しています。

 

この法則に従って死亡キャラが決まっている場合、危険な人物は【バーボン】

【ラム】になります。ラムはバーボンにメールで指示を出していますので、既に亡くなっているというのは考えにくいですが、今後の展開によっては死亡フラグが立つ可能性もあると思います。

※ジン・ウォッカは原料にジャガイモが含まれていますが、原料の割合では麦のほうが占めているので、外しています。

 

また、本編で登場しているキャラクターの中でNOCである人物は全員ウイスキーの名前が与えられているので、こちらも法則の一つではないかと考察しています。

 

一方女性幹部については、作者の青山先生によると甘いお酒をコードネームにしている、とのことです。

 

ベルモット ⇒ 白ワインを主体としたフレーバーワイン

キャンティ ⇒ イタリアのキャンティ地方で作られているワイン

シェリー  ⇒ 原料は白ブドウのみの白ワイン

キール   ⇒ 白ワインにカシス・リキュールを加えたカクテル

 

NOCであるキールのみカクテルですが、他にNOCであるキャラが居ないので法則とは言えないと思います。

因みにカクテルにはカクテル言葉というものがあり、キールのカクテル言葉は最高のめぐり逢い / 唯一の人、です。58巻file.7のイーサン本堂の台詞「諦めるなよ瑛美‼待ち続ければ必ず味方が現れる‼」という台詞や赤と黒のクラッシュでのFBIとの関係が連想できるカクテル言葉だと思います。

 

今回のblogは以上になります。

最後まで閲覧いただきありがとうございました。

羽田浩司殺害事件とは?

皆さんこんにちは。

こぎつね。です。

 

今回は、ラム編でかなり重要な事件である【羽田浩司殺害事件】についてのblogになります。

 

① 羽田浩司殺害事件とは?

② ダイイングメッセージについて

③ 羽田浩司殺害事件の謎

 

以上についてお話していきたいと思います。

 

① 羽田浩司殺害事件とは?

 

初登場は89巻file.10、APTX4869の被験者リストに名前があった、という灰原の台詞です。その後、詳細については89巻file.11で明らかになります。

 

赤井秀一の弟である羽田秀𠮷の義理の兄であり、当時将棋の四冠王でした。

 

17年前、趣味のチェスの大会に参加するべくアメリカに渡米するが、大会前夜宿泊していたホテルの部屋で何者かに襲われ死亡してしまいます。

 

殺害現場は、

・部屋はかなり荒らされており、食器は割れていて、蛇口の水は出しっぱなしだった

・殺害直前羽田は抵抗していたため腕に防御創があった

という状況です。

 

羽田の死因は不明ですが、APTX4869の被験者リストに名前があったことから、恐らくAPTX4869を飲まされ殺害された、と思われます。

 

また、羽田が殺害された同日、同じホテルで羽田と交流のあったアメリカの資産家 アマンダ・ヒューズも殺害されています。アマンダも死因は不明ですが、事件以降アマンダが帯同していたボディガード(浅香)が消息不明であることから、事件の最重要容疑者として浅香の行方を追っています。

※アマンダのホテルの部屋は荒らされていませんでした。

 

アマンダはFBIやCIAにも顔が利くため、それが原因で殺害されてしまったのではないか、と思われます。

 

*浅香とは?

浅香はアマンダが帯同していたボディガードですが、身元は不明。

アマンダの家族や関係者もアマンダが浅香を雇い入れた経緯を知りません。

90巻file.5で、浅香が手鏡を持っていたことから浅香は女性である、と判明しました。

 

灰原は”浅香”という人物に心当たりはないが、APTX4869を飲まされて羽田が亡くなっている可能性が高いことを踏まえると、浅香は組織の人間である可能性が高い、と作中で話しています。

 

② ダイイングメッセージについて

 

羽田浩司が殺害された現場にはダイイングメッセージが残されていました。荒らされた部屋の中には割れた手鏡がありましたが、文字の一部が切り取られていました。

 

もともと手鏡に書かれていた文字はPUT ON MASCARA

事件現場に残されていた文字はP T O Nのみでした。

 

犯人の名前を事件現場に残すとわかりやすすぎて犯人に気づかれてしまうので、犯人の名前のみを切り取り事件現場から排除した(恐らく排水溝に流したと思われる)。

そうすれば、まさか切り取られた文字のほうが重要とは犯人も瞬時に判断することが不可能である。

 

以上のことにより、コナン・沖矢は羽田浩司殺害事件の事件現場に残されていたアルファベットP T O N以外の文字に注目します。

 

P  T ON

  U         MASCARA

 

PUT ON MASCARAからP T O Nを外すと、上記のようにU M A S C A R Aが残ります。

 

「やけに”A”が多いな…日本人の名前か?」というコナン、「”CA”が"KA"と同じく”か”と読むのなら…思いつくのは”ASACA(あさか)”…容疑者の”浅香”か…」という沖矢の台詞があり、U M A S C A R A Nから”ASACA(あさか)”を省くと残る文字は”U M R”、並び替えると”RUM”になる、と推理します。

 

ダイイングメッセージのアナグラムについては、90巻file.2で解説されています。

 

しかし、その後95巻file.5にて、工藤優作・赤井秀一は、羽田が遺したダイイングメッセージは”浅香”と”RUM”で分けるのではなく、8文字で一つの意味を持つ言葉になるのではないかと推理し、U M A S C A R A Nを並び替えると”CARASUMA(烏丸)”になり、この世に居ないはずの大富豪 烏丸蓮耶を指しているのではないか、と推理します。

 

③ 羽田浩司殺害事件の謎

 

羽田浩司殺害事件については、サンデー最新話(2020年5月17日現在)でも、未だ伏線回収がされておりません。殺害された理由、犯人については未だ不明のままです。

 

また、羽田浩司には現時点で組織との直接的な関わりは分かっていませんが、ダイイングメッセージで”RUM”若しくは”烏丸蓮耶”というメッセージを残しています。烏丸蓮耶の名前は兎も角、組織のことを知らない人間が知るはずもないコードネームを知っていることを踏まえると、”ただの将棋指し”ではないように思えます。

※亡くなった羽田浩司がハサミを握りしめていたため、ダイイングメッセージは偽装されたものではなく、羽田本人が遺した可能性が高いと思っています。

 

※「17年前にラムが抜かった仕事(ころし)なんざ知ったことか…」というジンの台詞からもわかりますが、羽田浩司殺害事件にラムが関わっていたことは作中でも明らかになっています。

 

 

以上が羽田浩司殺害事件の詳細です。

現在サンデー本誌ではラム編が連載されており、少しづつラム候補者と羽田浩司の繋がりが分かってきましたが、まだ事件の真相は明らかになっていません。

今後の展開が楽しみな伏線の一つです。

気になる方はぜひ単行本若しくはアニメで見返してみてください。

 

本日のblogは以上になります。

最後まで閲覧いただき、ありがとうございました。

脇田兼則についての考察

皆さん、こんにちは。
こぎつね。です。

 

今回は名探偵コナンに登場するRUM候補者の一人、脇田兼則について考察します。

 

① 脇田兼則について
② 脇田RUM説
③ 脇田の正体

 

以上について考察していきたいと思います。

一部、単行本未収録分のお話のネタバレを含む内容となっております。(直接的な台詞などの記載はありません)

閲覧にはご注意ください。

 

① 脇田兼則について

 

単行本92巻file.5にて初登場。
米花いろは寿司の板前。年齢は56歳。大のミステリー好き。

 

左目に眼帯をしており、眼帯の理由は本人曰く『ひどいでき物ができた』とのこと。
⇒単行本97巻で登場した際に、「治りかけていたが痒くて掻いたら悪化した」と話しており、97巻でも眼帯をしています。

 

一つ所に腰を据えるのが性に合わない性格で、江戸っ子のような口調。


② 脇田RUM説

 

・小五郎が拾った馬券
小五郎が拾った馬券に書かれていた馬の名前と、その日の第七レースで一等だった馬の名前は【パイレーツスピリット】。
パイレーツは日本語で海賊。スピリットは日本語で精神、霊魂などの意味があります。

コナンが86巻で「よく海賊とかが飲んでる…」とラムについて話していることから、馬の名前が伏線になっているのではないかと思っています。

※因みに複数形の【spirits】には蒸留酒の総称という意味も持っていますが、今回作中では複数形で表記されていないので、上記には記載していません。

 

・モブの台詞。
単行本97巻file.7で、脇田に犯人だと疑われた人物の「仮面ヤイバーを観たかったんだよ。今日敵のボスの側近って奴が出る回だったからよ」という台詞があります。RUMは組織のボスである”あの方”の側近であり、組織のNO.2であることから、RUMである伏線なのではないかと思っています。

 

・灰原と遭遇していない

組織の人間が近くにいると反応する灰原(通称”灰原センサー”)と、現時点で脇田は一度も会っていません。灰原センサーが反応してしまうことや、過去にバーボン編でも安室と遭遇していないことを踏まえると、脇田は組織の人間=RUMであり、灰原とは遭遇していないのではないか、とも考えられます。

 

また、17年前の羽田浩司殺害事件にRUMが関わっている事がジンによって分かった為、RUMは少なくとも17年以上前から組織に入っており、幼少期の灰原の顔を知っている可能性もあります。そのため灰原と会ってしまうと、灰原が幼児化したシェリーであることがバレてしまうため、未だ遭遇していない、とも考えられます。

 

・名前のアナグラム

脇田兼則の名前をローマ字表記にして、並び替えると時は金なりになる、というアナグラムになっています。RUMはせっかちであり、バーボンこと安室に送ったメールにも「Time is money(日本語訳で時は金なり)」と記載されていることから、脇田がRUMである伏線であると考えられます。

(このアナグラムを最初に見つけた人、本当に天才だと思う…)

 

・工藤新一の情報提供をバーボンに依頼

RUMは修学旅行で京都へ行っていた新一の目撃情報を知るや否や、バーボンへ工藤新一に関する情報を求めるようにメールを送っています。同じくRUM候補者の一人である黒田兵衛は警察の情報網を使えば新一に関する情報を集めることに苦労はしないと思われるので、このメールを送信した人物は脇田か若狭であると考えられます。

若狭は何故かAPTX4869の被験者リストを所持しており、工藤新一が死亡していることを知っています。新一に関する情報を持っている描写がない、また情報を手に入れるルートがないと考えられることから、メールの送信者は脇田であると考察できます。

 


③ 脇田の正体

 

個人的に脇田はRUMではなく、警察関係者(恐らく警視庁公安部に所属している)ではないかとも考察しています。

 

・92巻の台詞

単行本92巻file.6で「白状(ゲロ)するだけだからよォ!」という脇田の台詞がありますが、ルビ振りで”はくじょう”ではなく、わざわざ”ゲロ”と表記されています。

警察用語で”ゲロする”は【白状する/自白する/自供する】などの意味があり、その後眠りの小五郎で推理をしたコナンの台詞では”白状(はくじょう)している”と表記されているので、敢えて脇田の台詞のみ”白状(ゲロ)する”と記載されているのではないか、と思っています。

 

・脇田はスコッチと関係がある?

個人的に脇田は、今後スコッチの関係者としてキーマンとなる人物なのではないか、と考察しています。その場合、考えらえる関係性としてはスコッチとの年齢差を考慮すると、スコッチを引き取った親戚、若しくは公安部の上司になるのではないかと思っています。

 

単行本97巻file.2で脇田の「自分を謀る裏切り者がわかるじゃないですか…」という台詞があります。脇田=RUMの場合は、”裏切り者”=組織に潜入しているNOC、となるかと思います。

 

では脇田=スコッチの関係者の場合はどういう意味になるか。

 

現時点でスコッチが組織の人間に【スコッチが組織に潜入している日本の警察官である】事がバレてしまった経緯は明らかになっていません。

考えられる要因としては、

①スコッチ若しくは仲間のミスにより公安であることがバレた

②スコッチの身内若しくは警察内部の人間によって情報がリークされた

の二択かなと思っています。

脇田がスコッチの関係者で、尚且つスコッチが潜入捜査をしていることを知っており、スコッチの周辺に情報をリークした裏切り者がいる、と考えた結果、小五郎が持つ審美眼のような才を分けてほしいと言ったのではないかと考察しています。

 

また、脇田とスコッチの関係性については、二人とも名前に刀を連想させる名前が付けられているので関係があるのではないかと考察しています。(偶々かもしれませんが…)

【兼則】も【景光】も、刀の銘および刀匠の名称です。

※因みに脇田初登場回の犯人の名前【宗近】も、刀の銘および刀匠の名称ですが、この人はさすが無関係かなと…

 

脇田の口調は江戸っ子のようであり、恐らく出身地も東京ではないかと思っています。単行本97巻file.5ではコナンと安室が二人で推理している様を見て、「…にしてはべらぼーに親密なコンビに見えやしたぜ?」と言っています。調べて知ったのですが、【べらぼー】は東京の方言のようです。

そして同じ話で諸伏警部は大学時代のことを回想しながら、「”東京”の親戚に引き取られた弟、景光」というシーンがあります。

 

なお、単行本未収録分の話を含めて、脇田は羽田浩司殺害事件に関する回想シーンが一度も描写されていません。現場を見ていない、事件とは無関係であるのか、もしくは未だ描かれていないだけ、なのか分かりませんが、現時点では羽田浩司殺害事件に関わっている事がほぼ確定している【RUM】【浅香】の可能性は低いのではないか、とも考察できるかと思います。

 

 

 

今回の考察は以上になります。

脇田はRUM編における重要人物ではありますが、作中での登場シーンは少ないので、少々こじつけに近い考察になっている部分もあります…。

今後、脇田に関する情報が少しずつ展開されていくのが楽しみなので、新たな情報が出たらまた考察したいと思います。

 

最後まで閲覧いただきありがとうございました。