毛利蘭の名前考察

 皆さん、こんにちは。

こぎつね。です。

 

今回は名探偵コナンのヒロイン 毛利蘭の名前について考察していきたいと思います。

 

まず、現時点で公式で判明している蘭の名前の由来は下記の二つです。

・アルセーヌ·ルパンの作者であるモーリス·ルブランから取っている。また青山先生のお気に入りの名前でもある【蘭】という漢字が使われている

・毛利蘭は作中で「『RUN』で走るために生まれてきたような名前」と言っている

 

では【蘭】という名前についてもう少し深く見ていきたいと思います。

 

① 漢字の由来

 

【蘭】という漢字には次のような意味が含まれています。

・らん。ラン科の多年草の総称。

・ふじばかま。キク科の多年草秋の七草のひとつ。

・あららぎ。

・オランダ(和蘭)の略。

 

【蘭】という漢字には『らん』『ふじばかま』『あららぎ』と三種類の植物の意味が含まれています。

 

花言葉

 

《らん》

全体的な花言葉は、美しい淑女、優雅、など。

因みに、胡蝶蘭には純粋な愛、清純などの花言葉もあります

 

《ふじばかま》

躊躇い、あの日を思い出す、優しい思い出。

 

《あららぎ》

高尚、悲哀、悲しみ。

 

個人的に気になったのはふじばかまの『あの日を思い出す』『優しい思い出』です。蘭と新一の思い出は、蘭にとって大切なものですが今は新一が何処で何をしているのかも分からず、やっと会えたと思ってもすぐに遠くへ行ってしまう。大切な思い出を思い出しながら待つことしかできない状況です。

 

因みに、ふじばかまには名前の由来となっているお話があるのをご存じでしょうか。

 

③ ふじばかまの伝承

 

”ふじばかま”という名前には文字通り”藤色の袴”という名前の由来があります。

室町時代歌人 飛鳥井正親の『古今栄雅抄(こきんえいがしょう)』の中に、ふじばかまの由来が遺されています。

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ある秋の夕暮れに、雨が降る中美しい娘が涙を流しながら一人で野辺を彷徨っていました。深く悲しむ娘の様子に誰一人声を掛けることが出来ずにいました。

一晩降り続いた雨は明け方になって止み、娘のことが気になり野辺に出てみると、昨日娘がいた場所に藤色の花が咲いていました。

娘の袴の色と同じ色の袴だったので、「この花は娘に違いない」と皆が言い、それ以来この花を『ふじばかま』と呼ぶようになりました。

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もし蘭の名前や性格のモチーフが、ふじばかまのお話に出てくる娘のように”いつまでも一人で健気に待ち続ける女の子”だったらとても面白いなぁと個人的には思います。

 

本日のblogは以上です。

 

かなり個人的な話ですが、以前データが全て飛んでしまったキャラを含めて、数人名前考察をしているので、少しづつblogを更新していく予定です…!

 

最後まで閲覧いただきありがとうございました。